コラムcolumn
【2022年路線価、全国平均は2年ぶりに上昇】2022/07/13
2022年路線価、全国平均は2年ぶりに上昇
国税庁は1日、令和4年分の路線価を発表しました。
標準宅地の評価基準額の対前年変動率は、全国平均で0.5%上昇しました。
今回は路線価とは何なのかと言うことをわかりやすく解説します!
まず路線価とは簡単にいうと、国税庁が定めた土地の価格のことです。
土地を含める不動産は、売買だけでなく相続や贈与にも大きく関わってきます。
相続や贈与にかかる税はその資産の価値によって異なりますが、土地には定価がないため、そのままでは公正に税額を決定することができません。
そこで、国税庁が土地のある程度の基準として設けたのが路線価です。
公的に設けられた基準であるため、ある程度の相場を知るためにも有効な評価として利用できます。
また路線価にも国税庁が発表する相続税路線価と、市町村が発表する固定資産税路線価の大きく2つに分類されます。
【相続税路線価】
一般的に路線価といわれるのは国税庁が発表する相続税路線価のことで、
公示地価や実勢価格をもとに評価されます。
この評価は毎年更新されることになっており、1月1日の価格を基準として7月に発表されます。
【固定資産税路線価】
固定資産税のような土地にかかる税に関しても、ある程度の評価基準が必要です。
固定資産税は、各自治体に納める地方税であるためその基準価格も市町村が発表しますが、
それを固定資産税路線価と呼びます。
【次に路線価を土地売却で活用する際に注意点についてです。】
路線価から推定された土地の評価額はあくまで相場の価格です。
そのままの価格で決めて売り出したとしても、購入希望者が現れなければ成約価格はもっと低くなってしまいます。
よって、算出した価格を正しいものだとして考えるのではなく、価格設定や不動産業者選びの判断基準として利用するのが良いです。
また土地を売却する場合にも、ほかの不動産のように印象によって価格が変化してしまうこともあるので、現在土地を所有している方は日頃から手入れをしておくことがお薦めです。
【まとめ】
土地を売却するのであれば適切な価格設定が大切です。
あまりに高い金額をつけてしまってはニーズがなく成約に至りません。
適正価格を設定するためにも、路線価を参考に相場を調べ売却に臨むとよいでしょう。
弊社でも土地の売却などお困りの方の協力をさせていただいています。
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