コラムcolumn
【アパート経営にかかる経費】2021/11/22
【アパート経営にかかる経費って??】
アパート経営にも当然、「経費」があります。
これからオーナーになりたいというお客さんからもかなり多い質問です。
今回はその「経費」について深掘りしていこうと思います。
最後までご覧になって「経費」の理解を深めていきましょう!
【毎月必要な固定経費】
仮に家賃40,000円で10世帯のアパートを経営して
満室状態だとしましょう。
家賃40,000円×10世帯=400,000円
ここから銀行からローン返済額208,114円と想定します。
400,000–208,114=191,886円が手元に残ります。
こんなに残ってラッキー!!
と思ったあなた・・・。
ちょっと待ってください!!
ここから毎月引かれる「固定経費」があります。
具体的には
・管理費(家賃額の5%+税)
・定期清掃費(物件規模による)
・共用部分(廊下・階段など)光熱費(物件規模による)
この費用は毎月必ず差し引かれるものです。
今回の仮の物件を想定した固定経費は
・管理費=22,000円
・定期清掃費=5,500円
・共用部分光熱費=5,000円
合計で32,500円となります。
この金額を毎月銀行ローン返済した後の金額
191,886円から差し引きます。
191,886円–32,500円=159,386円
毎月16万円近く残るのか!
年間にしたら200万円弱残るってすごい!!
ちょっと待ってください!
まだもう少しお付き合いください。
【税金と修繕費】
今までは毎月の経費でしたが、次は年間にかかる経費についてです。
それが
「固定資産税」と「修繕費」です。
今回の仮物件を例にすると
・固定資産税 約100,000円/年
・修繕費 0円〜 (物件による)
修繕費については年間で退去が一切なく修繕がない場合もあるので
0円〜となっていますが、退去や修繕についてはいつどうなるかはわかりません。
「タダより高いものはない」くらいの気持ちが大切です
ちなみに自然災害についての修繕費は火災保険などに加入していれば
そちらで捻出もできます
この辺りはアパートの4大リスクと対処法としての記事にも詳しく書いていますので
そちらの記事も参考にしてみてください。
【アパート経営で抑えておきたい4つのリスクと対処法(後編)】
【まとめ】
今回はアパート経営に必要な経費についてお伝えしました。
経費を差し引いても意外と手元に残るじゃないか!
こんなに経費って引かれるのか・・・。
人それぞれ感じるところはあるかと思います。
どちらにしても「経営」ですので、いつどうなるか
先のことをしっかりと見据えた「経営」が必要です。
手元に残るから使ってしまえ!
ではなく
「家賃収入は将来のためになるべく使わずに貯めておく」
くらいの考えで運営していくことをオススメします。
アパート経営の経費などの取り扱いや考え方について、まだまだ
知りたいという方はお気軽に当社までお問い合わせください!