コラムcolumn
【生前整理】2023/10/06
生前整理
当然ですが人生には予測不可能な出来事がつきものです。
その中でも、自身や家族、関係者に不測の事態が訪れた際、混乱や困難を最小限にするために重要なのが「生前整理」です。
年齢に関係なく、誰しもが真剣に向き合うべき課題と言えるでしょう。
不動産でいえば、「相続」「生前贈与」「リースバック」「リバースモーゲージ」など、様々な選択肢があり、空き家問題があるように今後も増加傾向にあると考えられます。
今回本コラムでは、なぜ生前整理が重要なのか、具体的な手順やポイントについて探ってみましょう。
- 常に整理することの重要性
生前整理は、私たちが常日頃から考えておくべき課題です。物理的な物品からデジタルな情報まで、自身の持つすべての要素を整理し、整頓することは暮らしを効率的にし、将来の自分や家族のためにも大きなメリットをもたらします。
相続のことを具体的に考えるのはまだ早くても、いつかくるその日に向けて、今日からでも始められる生前整理はあります。
そこで今回は、「モノ」「お金」「デジタル情報」の項目に分けて、整理することが大切です。
自分にはまだ早いと感じる世代の方も、親世代が気にしている頃かもしれません。
お互いに知っておいたほうが良いことも多いので、親子で話し合って整理を進めると良い場合もございます。
常に必需品や大切な思い出の品以外は、適切な方法で整理・処分することが大切です。これにより、将来の手間や負担を軽減することができます。
- プライバシーの保護
インターネットやスマートフォンが普及し、急増するデジタル関連の契約やデータ。それらが自身の死後一体どうなるのか、答えられない人は多いでしょう。こういったデジタル情報は、所有者が死んだ後は「デジタル遺品」と呼ばれ、法整備がまだ十分でない中、どう取り扱えばいいのかと議論になることも多いようです。
例えば普及が進むスマホ決済サービスは、保有金額の上限が100万円程度と、かなりの額になります。昔は冊子のアルバムを残すのが普通だった写真も、スマートフォン端末の中にだけ保存されているのも普通になりました。
また生前整理の中で特に重要なのが、他人のプライバシーに関わる情報や物品の整理です。個人情報や重要な文書は、第三者に漏洩しないよう慎重に扱うべきです。不要な書類やデータは、セキュリティ対策を施した上で適切に処理しましょう。これにより、自身だけでなく他人のプライバシーも尊重した行動ができます。
- 未来への思いやりと準備
もしもの時に備えるためには、連絡すべき知り合いや関係者のリストを作成し、親族などに知らせておくことが不可欠です。緊急時に迅速な連絡を取ることができれば、対応が円滑に行われるでしょう。また、自身の遺志や希望を伝え、その通りに進めてもらうためにも、葬儀や埋葬に関する希望を整理しておくことが重要です。
- 家族や関係者への負担軽減
生前整理は、自身の未来だけでなく、家族や関係者の未来を見据える思いやりの行動でもあります。整理された状態で遺された遺産や資産の処理は、遺族にとっても大きな負担軽減となります。遺言書を作成することで、遺産分配に関する紛争を未然に防ぐことも可能です。
まとめ
金融系の資産のリストや、カード通帳などの場所を信頼できる人に伝えておきましょう。
パスワードは必要ありません。
資料さえあれば、親族の方等が引き継ぐことが可能です。
お金に関係ないことならば、知り合いリストなどと一緒にパスワードも書いておいたほうが良いと思います。
銀行などと違って、親族だからと言って引き継げるとは限らないからです。
生前整理と言っても、それは日常の生活整理と何ら変わらず、特別なことではありません。
生前整理は、年齢や状況に関わらず、誰しもが真剣に向き合うべき重要なテーマです。自身の未来を見据え、将来の不測の事態に備えるために、常に整理し、プライバシーを保護し、関係者に対する思いやりを持った行動を心がけましょう。
生前整理は、自己管理の一環としてだけでなく、愛する人々への大切なプレゼントとも言えるのです。
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