コラムcolumn
空き家をなんとかしたい!持て余している物件の活用方法と注意点2024/05/15
—空き家問題—
相続登記の義務化に伴い、相続した空き家を益々放置できなくなっております。以前にも空き家問題について取り上げましたが、今回は空き家の活用方法と注意点についてご紹介いたします。
—Case1・カフェなどの店舗として利用—
都内等、人口の多い場所の空き家であれば、改装して古民家カフェ等として活かせる可能性があります。
もともと住居として利用していた空き家も、改装することで店舗として再利用することができます。 人気の高いカフェはもちろん、レストランやブティック、ネイルサロンやリサイクルショップなど、改装によって幅広い種類の店舗に利用可能です。 いずれも、空き家ならではの質感を生かすことで、新築とは異なる独特でおしゃれな雰囲気を演出できます。
・改装可能な賃貸店舗として貸し出す
改装の費用が用意できない、自分が店舗として利用する気はない、といった場合には、借主が自由に改装できる賃貸店舗として貸し出す方法があります。
都心部にある物件であることや自由に改装できることなどをメリットとしてアピールすることで、幅広い借主候補から魅力的な物件として見てもらいやすくなるでしょう。 また、用途を店舗に限定せずに募集する方法も考えられます。
・店舗利用の注意点
改装に凝りすぎると、予想以上に費用が高額になってしまうケースが考えられます。 修繕が必要な部分と残すべき部分を見極めることが大切です。また、店舗設備を整えるために掛かる費用についても事前にしっかりと確認しておきましょう。
—Case2・大型戸建をシェアハウスに改装-
店舗利用や一般賃貸が難しい比較的大型の空き家であれば、シェアハウスとして活用する方法が挙げられます。
・空き家をシェアハウスに改装する
部屋数が多い一戸建ての空き家などを持て余している場合は、ぜひシェアハウスとしてリノベーションをしましょう。 現在はシェアできる住居というだけでなく、「シェアハウスで飼っている猫と暮らせる」等のコンセプトがあるシェアハウスが人気です。
・シェアハウスとして利用する際の注意点
シェアハウスの運営にあたって、各部屋の住人に対して個別で賃貸借契約を結ぶことになります。 トイレや浴室など共同利用する施設はありますが、契約上は個別に家賃を払う他人同士が生活していくことになるため、管理体制は確実に整える必要があります。
入居者同士のトラブルに備えて、契約の際にルールやマナーについてしっかりと確認するなど、気を使わなければならない場面は少なくないでしょう。
-Case3・売却で手間やコストを最小限に抑える-
自身が管理を行うことを避けたい、改装する資金や時間がない、といった場合には売却という選択肢もあります。
例えば、遺産として相続した住宅などは、多額の修繕費用や改装費用が必要だったり、改装して店舗経営してもプラスの収益が見込めなかったり、空き家を適切に管理することも難しかったり、身動きが取れずに空き家として放置してしまうケースは少なくありません。
・空き家の売却を補助する制度がある
現在は特別控除などにより、相続した住宅が有利に売却できる環境も整っています。 また、改装費用が掛からない中古戸建売却や、解体費用が掛からない古家付き土地売却など、売主の負担を抑えた売却方法もあります。 空き家の管理が難しいようであれば、自身での転用ではなく売却を検討したほうが良いでしょう。
・不動産会社に空き家の売却を依頼する際の注意点
新築戸建の仲介や賃貸管理といった事業に力を注いでいる会社もあります。 そのため、空き家を売却する際は、不動産の相続問題や空き家問題に実績がある不動産会社に依頼することがおすすめです。
—Case4・その他の活用方法-
・空き家バンク
空き家バンクは、空き家の所有者と利用希望者をつなげるための仕組みです。 地方自治体や、自治体から委託を受けた団体が運営しており、仕事探しの相談にも乗ってくれるほか、移住者に補助金や成約祝い金を出すなどの工夫をしている自治体もあります。
—まとめ—
弊社では築古物件をメインに買取をしてきた実績があるので他社が断る様な物件でも買えるノウハウと強みがあります。その様な物件をお持ちでお困りの方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。
是非解決へのお手伝いをさせていただけたらと思います。