コラムcolumn
沖縄県【軍用地】って何?2022/10/17
いつも弊社ホームページよりコラムを掲載させていただいております若杉と申します。
本日、掲載させて頂きます議題は私自身が沖縄県出身ということもあり、
沖縄の軍用地に関しての記事をご紹介させて頂ければと思います。
県内在住の方には、『軍用地』は聞き慣れた言葉だと思いますが、
本土の方には「軍用地って何?」と思っていらっしゃる方がほとんどだと思います。
『軍用地』は、沖縄の自衛隊基地、米軍基地のことを指しますが、
その基地のほとんどは、国が個人の土地を借地(強制使用)しているのが現状です。
「借地料」は沖縄県全体で年間約900億円を国が地主さん達に支払っています。
この『軍用地』は、基地問題という一面も持ちながら、
戦後の沖縄の経済を潤した収入物件でもあるのです。
借地料の目安になる土地の1㎡の借地単価は、毎年、国と沖縄県軍用地主連合会との間で話し合われ、
その結果、翌年分の借地料の値上がり分の金額が決まります。
一般の売地と違う販売表示とは?
『軍用地』の販売価格は、一般の土地の面積に対して坪単価を掛けた金額が販売価格ではなく、年間の借地料に倍数を掛けた金額が販売価格になります。
地元新聞の売地広告などは、年間借地料だけを掲載したり、軍用地を探されている方は、
軍用地の場所と年間借地料と倍率を目安に物件を探されています。
特に返還される見込みのない土地に人気があり高値で取引されています。
軍用地のメリット
1.会社経営や株式、アパート経営などの投資物件と違い確実な収入が毎年入ってくる。
2.国から直接、借地料が貰える 毎年8月に1年分の借地料が、国より地主へ銀行振り込みされます。
3.借地料は毎年値上がりしているので損がありません。
借地料の毎年の値上がり分は12月に毎年振り込みされます。
値上がり率は、政治に大きく左右される為、大きな事件、事故が起きると上がり傾向にあります。
4.希少価値があり換金性の高い土地 先祖代々の土地が多く、祖先崇拝の強い沖縄では売る地主が少ない為、売り手市場です。
5.固定資産税が安く相続税も有利
国の借地権が付いているため、土地の評価額が事業用の不動産と比べ極端に低い。
軍用地はこんな方におすすめ!
老後の安心・安定した収入物件を探されている方、沖縄移住後に収入物件をお考えの方、
金利の高い安心できる貯蓄先を探されている方(国債や定期預金の利率より高い)、
公共事業のために、土地を※収用される方、などに最適な物件です。