コラムcolumn
【家賃保証には注意】2021/11/25
【心配ない⁈家賃保証の思わぬ落とし穴とは】
不動産投資を行う上でいちばん気になるのが『収益』です。
その『収益』は当然、家賃から入ってきます。
空室状態が少なく、安定して家賃収入があればオーナーさんも安心です。
そんなオーナーさんの不安を解消するために一部の不動産会社が実施している
『家賃保証』
今回はこの『家賃保証』の仕組みについてお伝えしていきます。
結論から言いますと
『家賃収入を言ってくる不動産会社には気をつけろ』
ということです。
現状で
これからアパート経営など不動産投資を考えている
現在、不動産投資をしていてすでに『家賃保証』に加入している
あなたが今、この状況であれば、ぜひ最後までご覧ください!
【家賃保証の落とし穴】
保証とはいえ、不動産会社も商売です。
会社の不利益になることはやりません。
そこに思わぬ落とし穴があるというのは認識しておかないといけません。
- 30年年間家賃保証と宣伝しながら、数年ごとに契約見直し
・これは具体的にいうと10万円の家賃保証が数年経過したら7万円といった具合に
契約を見直しされるということです。
あくまで『家賃を保証する』という事。
『10万円の家賃額を保証する』という事ではないので文句も言えず泣き寝入り・・・。
- 手数料が通常より割高
・家賃保証に加入すると家賃額の10%〜30%の手数料が掛かります。
自ずと収益から引かれることになるので手残りが少なくなります。
- 契約から半年間は家賃の支払いがないこともある。
・ほとんどの会社で家賃保証契約書の免責事項に記載してあるケースが高いです。
契約するときに見落としていると半年間家賃の支払いがされないことになります。
【まとめ】
家賃保証といっても安心はできないということがわかっていただけましたか?
それでも
『いや〜、私の持っている物件は家賃保証なので何一つ心配ないですよ』
このような事を平然と言っているオーナーさんを見かけると
『本気でそんな事を思っているのか・・・?』
と何度も思い、逆に心配になってくるケースを何度も経験しています。
そしてこのような『家賃保証』の落とし穴を理解しないまま、契約をしてトラブルに
巻き込まれたという話もよく聞きます。
代表的な例としては
・『かぼちゃの馬車』経営破綻問題
・レオパレスサブリース問題
大々的に報道もされていたので記憶に新しいかと思います。
これから不動産投資を考えていて営業マンから
『家賃保証があるので大丈夫ですよ』とサラッと発言してきたら要注意!!
また、現在、家賃保証契約をしているオーナーさんは契約書の見直しなど改めて
内容を確認しておいた方がいいでしょう。
当社では家賃保証についてのトラブル相談やアドバイス、管理会社変更などのお手伝いも
しておりますので、お気軽にお問い合わせください。